大分、時間が開いてしまいましたが
転んでエンジンが停止した場合や、突如エンジンが停止した場合の
エンジンのかけ方です。いわゆるホットスタートです。
シングルエンジンは、もちろん単気筒なので、失火などにより
予期せぬ時に、エンジンが停止してしまう場合があります。
もうこれは、仕方のないことです。
「手がかかるかわいいヤツ」と、思える方も居るかとは思いますが
こうなるのが「普通」と、割り切ってしまった方がいいです。
また、転んでしまうと、大量のガソリンが、エンジン内に入り込んでしまい
混合気がとても濃い状態になってしまう為、すぐにかけるのは苦労します。
ですから、突然の停止や、転んでしまった場合、前回の冒頭で述べた通り
本当に、休憩するのは、一つの手です。
プラグを変えるのも、本当にいい手です。
信号待ちで止まってしまった場合などは、焦らずに、安全確保をしつつ
端によってください。
それでも、かけられなくはないので、一応ここに記しておきます。
では・・・・・・
1、フューエルコックにOFFがある車両は、OFFにします。
このとき、メインキーもOFFのままです。
2、デコンプレバーがあれば、それを引き、アクセルを全開にし
全開のまま10~20回程、空キックをします。
デコンプがない車両は、頑張って下してください。
3、終わったら、キックを上に戻します。
エンジンは、充分暖まっているはずですから、チョークは作動させません。
4、SRならば、デコンプレバーを引き、シリンダーヘッドカバー右側の
例の小窓をのぞき、窓がシルバーに変わるまで、キックをゆっくり降ろします。
その他、デコンプレバーを装備している車両であれば
ほんの少しだけレバーを引き、(※1)キックをゆっくり降ろしていきます。
そのうち、レバーにコツンと反動がきます。
このとき、キックはものすごい重くなっているはずです。
(※2)そこから、もう少しだけ
ゆっくりゆっくりキックを下げます。
重いですが、がんばってゆっくり下げます。
そうすると、スッと重たさが抜けます。
ここで止めてください。
さがってしまった場合は、やり直してください。
デコンプシステムがない車両は、※1の後、※2に飛んでください。
5、キックアームを上まで戻します。
6、メインキーをONにし、フューエルコックもONにします。
7、アクセルを全開にします。
そこでアクセルを固定しておいてください。
動かしてはダメです。
8、キックを思いっきり蹴り落としてください。
さあ、かかりませんかね?
かからなければ、アクセルを半開で固定し、かけてみてください。
かけ方は、冷間始動時とほぼ同じです。
チョークしないのと、アクセルは全開~半開が違うくらいでしょうか。
また、セル付車両で転んでしまった場合や
エンジンをかけ損じて、かからなくなってしまった場合などにも
アクセル全開でのエンジン始動は有効です。
これで、きっとかかるハズです。
もし、かからなければ、休憩してください。
それが一番の方法だと思います。
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