7.8.15

キックスターター②...... HOT START

大分、時間が開いてしまいましたが

転んでエンジンが停止した場合や、突如エンジンが停止した場合の

エンジンのかけ方です。いわゆるホットスタートです。

シングルエンジンは、もちろん単気筒なので、失火などにより

予期せぬ時に、エンジンが停止してしまう場合があります。

もうこれは、仕方のないことです。

「手がかかるかわいいヤツ」と、思える方も居るかとは思いますが

こうなるのが「普通」と、割り切ってしまった方がいいです。

また、転んでしまうと、大量のガソリンが、エンジン内に入り込んでしまい

混合気がとても濃い状態になってしまう為、すぐにかけるのは苦労します。

ですから、突然の停止や、転んでしまった場合、前回の冒頭で述べた通り

本当に、休憩するのは、一つの手です。

プラグを変えるのも、本当にいい手です。

信号待ちで止まってしまった場合などは、焦らずに、安全確保をしつつ

端によってください。

それでも、かけられなくはないので、一応ここに記しておきます。

では・・・・・・

1、フューエルコックにOFFがある車両は、OFFにします。

このとき、メインキーもOFFのままです。

2、デコンプレバーがあれば、それを引き、アクセルを全開にし

全開のまま10~20回程、空キックをします。

デコンプがない車両は、頑張って下してください。

3、終わったら、キックを上に戻します。

エンジンは、充分暖まっているはずですから、チョークは作動させません。

 4、SRならば、デコンプレバーを引き、シリンダーヘッドカバー右側の

例の小窓をのぞき、窓がシルバーに変わるまで、キックをゆっくり降ろします。

その他、デコンプレバーを装備している車両であれば

ほんの少しだけレバーを引き、(※1)キックをゆっくり降ろしていきます。

そのうち、レバーにコツンと反動がきます。

このとき、キックはものすごい重くなっているはずです。

(※2)そこから、もう少しだけ

ゆっくりゆっくりキックを下げます。

重いですが、がんばってゆっくり下げます。

そうすると、スッと重たさが抜けます。

ここで止めてください。

さがってしまった場合は、やり直してください。

デコンプシステムがない車両は、※1の後、※2に飛んでください。

5、キックアームを上まで戻します。

6、メインキーをONにし、フューエルコックもONにします。

7、アクセルを全開にします。

 そこでアクセルを固定しておいてください。

動かしてはダメです。

8、キックを思いっきり蹴り落としてください。

さあ、かかりませんかね?

かからなければ、アクセルを半開で固定し、かけてみてください。

かけ方は、冷間始動時とほぼ同じです。

チョークしないのと、アクセルは全開~半開が違うくらいでしょうか。

また、セル付車両で転んでしまった場合や

エンジンをかけ損じて、かからなくなってしまった場合などにも

アクセル全開でのエンジン始動は有効です。

これで、きっとかかるハズです。

もし、かからなければ、休憩してください。

それが一番の方法だと思います。

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